イベントスタッフのこと

これまで経験した仕事では、机に向かってパソコンでするものが多いけど、ときどき「イベント」があります。先日もたまたま、品川で大きいセミナーの運営のお仕事があったので、書いてみます。

 

規模が小さいセミナーにしろ大規模な学会や講演会にしろ、とにかく、人を入れて時間通りふつうに問題なく終えるのが当たり前、上の人になればさらに来てくれるお客さん、参加者の心にのこるようなイベントになるように事前準備を万端にして、当日は大勢のいろいろなところから来ているスタッフを動かすこと、スタッフにもその思いをきちんと伝えて共感してもらうことが大事ですよね。

 

意外と、イベントは予測できないことが起こって確かに時間もタイトで準備もたくさんしなければいけないし、いろいろドキドキするので大変ですけれど、全員で動いて終わった時の感じが好きです。当日スタッフとしてうまく動くためには経験は絶対に必要、さらに、人手、段取り力、各部署のスタッフとのコミニュケーションがうまくできるかどうかも重要と思います。大きいイベントになればなるほど、いろんなところから来ている人が一緒に運営するのですから、普段接点がないような、運営のプロみたいな人の動きも近くで見られるのが勉強になります。

 

プロの人の当日のイレギュラーな件への対応を真似するのは難しいですが、準備をどこまでどういうふうにしているのかとか、当日声を誰にどうかけてるのかとかはすぐ真似できますよね。私は、運営側で入って担当部署をまとめて全体統括とつなぐ役が最近わりと多いので、講演者や登壇者よりも、会場でインカムをつけてウロウロ(目配り)しているリーダークラスの人の動きのほうに興味が行ってしまいます。大きなことをしないといけないというより、小さいことの積み重ねがひとつずつきちんとできていること、もし抜けていてもリカバリーできる備えがあることが、大事かと思います。

 

これから夏に向けて、どんどんいろんなイベントが増えていく季節なので、この人が入ってくれていれば大丈夫と思ってもらえるように、いちど得た体験は大事にして活かしていきたいです。