高校が、聖人の名前がついた学校だったこともあり、少しだけフランス語の授業がありました。それで、話される人口が多い言葉を新しく習えば楽しいかなと思って、卒業してからフランス語が習える学科に行くことにしました。入ってから2年ほど経って、短期のプログラムではじめて、フランスに、学部の友人と行くことにしました。だいたい20年位前のことですが、その時の話を書きます。
カヴィラム という、場所はフランスの真ん中、パリから南へ300㎞、電車で3時間ほどのオーヴェルニュ地方にあるヴィシーという小さな町にある学校に2週間程、通いました。ヴィシーを知っている人はあまりいませんよね。しかし、学びに来ている生徒の国籍は様々でアジアとヨーロッパはもちろん、中東やアフリカの子も多くいました。しかも学ぶのに遅いことはないと、先生より年上のような人もいて年代もいろいろで、海外の学校の雰囲気満載。放課後その時一緒だったクラスのメンバーで、近くのマクドナルドに時々寄っていましたが、マックの値段は日本より高かった記憶があります。
私も友達も別々な家庭にホームステイをさせてもらい、フランスの家庭では夕食後のチーズの種類が豊富でデザート感覚なこと、キールが美味しいこと、皆、お昼のランチの時間が長く、ゆっくりした時間を大切にしていることを体験できて楽しかったです。
カヴィラムは、語学学校ではありますが、地元の大学と提携して創立され、ヴィシー市が全面的に協力している学校のため、ホームステイも心配ありません。町全体で学校をサポートしている感じがあり全く不安なく行けます。授業は午前と午後の両方。大きな観光スポットはないけれど、かわいいお店はたくさんありました。落ち着いた環境なので現地で語学スクールを探している人にはお薦めしたい学校です。