社会人がセンター試験を受ける。

ここ数年で緩和の流れになっていますが、通訳案内士の試験に合格すれば、間違いなく「ガイド」として純粋に報酬をお客様からいただくことができることになっており、これは英語系の資格の中で唯一の国家資格です。しかしこの通訳案内士、年に1度(通常は8月です)しか試験がなく、奇門難問の多い試験で超有名(?)です。勉強だけしててもなあ。と思うのですが、最近、このガイド合格のための勉強グループに混ぜていただいたりして新たに刺激を受けていますので、私が感じる合格のための最短ルートをまとめます。

 

一次試験の内容は、□外国語試験(言語を選択) □日本歴史 □日本地理 □一般常識 の4本立てで、すべてにおいて合格点が必要。二次試験は通訳案内の実務をみる口述試験になります。一次試験で、もし2教科が不合格で2教科が合格だった場合は、次年度の試験受験に限り合格の教科が免除されますが、免除はその年だけです。仕事や体調でその年に1回の試験を受験できなかった場合、再来年はまた受け直しになってしまいます。ですので、通訳案内士の試験で一発勝負よりは永年免除で固めたほうが、早いと思います。永年免除の要件はセンター試験で「日本史B」で60点以上(日本歴史)、「現代社会」で80点以上(一般常識)。旅行業務取扱管理者試験取得者(日本地理)。外国語は例えば英語であれば、TOEIC840点あることです。

 

私の場合は2年前の8月に受験し、日本歴史、日本地理がNGで、その後1月のセンター日本史だけがギリギリ取れて免除、あと日本地理だけが1年前の8月に受かれば終わりだったのですがダメでした。そうなると今後はまた地理と、一般常識が残っている状態です。今年の8月は仕事のセミナーの日程の都合で受験ができなかったので、8月末に、旅行業務管理者試験を受験しました。10月末の通知で合格であれば、地理がめでたく免除です。で、次は一般常識だけなので、またこのために若者に混じってセンターを受けることになりました。(道のりが長~いですね)

 

社会人のセンター試験申込は、受験案内をセンター試験に参加する大学等から配布してもらい、卒業証明書を卒業した大学ではなく高校から取り寄せる必要がある点が注意点です。現在出願受付中なので、永年免除を狙う場合はまずは点数開示希望にした出願をお急ぎください。10月6日(消印有効)です。今年で終わりにしたいなあ。そのうち子供と一緒に受けるのはちょっと嫌ですからね。