タクシープラン走ります


先月末ごろ新聞の、本紹介のコーナーに載っていて「岡本太郎の東北」の本の存在を知りました。


いよいよ今週末にタクシープランで運転することになっているので、外から見た時に東北はどんな切り口でできるか、それにしっくりくることは何かを前から考えていました。岡本太郎というと、名前を知ってはいるけど、太陽の塔とかのイメージが強くて、どうして都会の(世界の)岡本太郎がわざわざ東北なんだろうとどこかにひっかかっていたのです。

 

この本は2002年の出版だし、実際に書かれた時期は1957年という、東北新幹線が開通する前なのでもっとずっと前だけれど、「日本文化の源流を求めて東北へと旅立った。」 というテーマで書かれたルポルタージュで、男鹿・なまはげ、花巻・鹿踊りなどについて書いてあります。読み進めていくと、縄文人、狩猟民族、馬というワードからの独自の考察が書いてあり、東北に住んでいる者からすると言われないと気が付かないけど、なるほどそういうルーツがあって、東北はそういう特徴があるのかもしれないな。となぜか腑に落ちました。文章と写真で構成されているけれど、この写真と文章の気迫は、自分の仮説でたてた筋と、そのベースとなる自分の直感を根拠立てて絶対に見つけてやるというような、執念のような熱量が感じられるもので、とても心に響くものでした。

 

「普通の情報」にプラスして、熱量を感じさせられるドライバーになるには何が必要か? この人の話は引き込まれるとか、もっと聞きたいとか、人を惹きつける人には何があるのだろう。それをだいじにしよう。と決意できた本との出会いでした。

 

さあ、いよいよ私がドライバーとなりガイドアテンドつきのタクシープランで今回、登米、一関、栗原にいくツアーを行います。
その11日のツアーはいろんな関係でこちらに繁体訳で載っていますが、アトラクシーでは今後このような形でのタクシープランを増やしてやっていきます。是非応援してください!

 

秋のドライバーガイドプラン:11月11日(←URLリンクになっています)