「日本再興戦略」を読んだそして進む

GW前に読んだ本。

落合陽一さんである。落合氏の秘書の時給が安すぎるという話題があったが確かに国立大学は、時給で値段が決まっているのだ。私も事務補佐員だったことがあるからよく覚えている。

 

論文投稿、国際学会への抄録エントリーについて、仕事でいろいろ経験している。中には本文だけ書けばそれで終わりだと思っている人もいる、新卒のスタッフは自分でサブミット画面を開いたことすらないことも。留学したりしたら手伝ってくれる人なんていなくなって、できなくて困るのは自分だと思うけど、今携わっているのは教育機関ではないから上の人はそれでまず出すということが一番大事なのだろう。それはそれで良いと思うようになったのだが。学会Aにリジェクトされた内容を学会Bのフォーマットに直して送るのもこちらの仕事になってくる。もちろん私は理系の学位はないし、専門の学校も出ていない。当然私の名前はどこにも入らない。

 

昔、それこそ国立大学の事務補佐員だった時、photoshopでバンドの濃淡を調整したり(濃淡だけ)、切り出したり、矢印をつけたりしてFigureを作った時に、Acknowledgementsに名前を入れてもらえたことがあった。書いてある内容ははっきり言ってよくわからないけど、とても嬉しかった。

 

落合氏はこの本の中でこう書いている。『ポジションを取れ。フェアに向き合え。複雑なものや時間をかけないと成し得ないことに自分なりの価値を見出して愛でろ。明日と明後日で考える基準を変え続けろ。』と。

 

私は専門家ではないが、何人かの専門家の秘書として長く時間をかけてきた研究対象の内容は偶然ではあるが面白く繋がる。誰かの頭を借りれば、何かできそうではないか? 昨日、某学会に入会申し込みをした。サブミットはできないだろうが、参加して何か掴んでくることに決めている。

 

取り急ぎ今月26日には、これから面白くなるVRの体験会もあるイベントを、ポジションを取って主催する。溶けたくなければ進むしかない。 #CROSSOVER仙台 ←vsmedia ver.