ハイテクと自然の共生:鶴岡への行き方
会場は荘銀タクト鶴岡。総工費96億円の、できたばかりのピッカピカの会場。仙台からは高速バスでエスモールまで。その後、黄色い市バスに乗り換えて10分ほどの鶴岡市役所で降車すれば目の前。だいたい片道3時間かかる。そのため9時頃仙台を出ると、12時半ぐらいにやっとたどり着き、午前のセッションに間に合わず。しかも庄内交通バスが少ないので注意です。荘銀タクト鶴岡からエスモールまでは、タクシーなら10分ほどで800円位。宿泊場所としてオープンしたてのスイデンテラスなども学会プランで準備されていたが、日帰り往復2日で泊まれず残念! 新聞に載ってました。「鶴岡・バイオサイエンスパーク」
これは本当に学会の市民公開講座なのか
「迫る近未来を描く生命情報科学」攻殻機動隊S.A.C.の神山監督と研究者でのパネルディスカッション!やっぱりこの学会入ってみてよかった。こんな企画普通できますか。電脳、擬体化やAIのシンギュラリティについて研究者の先生が既に発表があるプロダクトなどに触れながらのトークセッション。神山作品は、テクノロジーは未来への希望が大前提になっていて、サイエンティストにはリスペクトの気持ちを持っているというお話から、未来予測の物語という視点からは21エモンの「ボタンポン・チラリ星」のお話などなど。すごくおもしろかった。
バリバリ文系の私が行ってきたわけ
分子発生、癌化学(臨床腫瘍)研究室、高度生殖医療病院で20年近く働いたのでアポトーシスとかP53とか子宮内細菌叢とかのワードをよく見たことがあって、全部、発生に関係している領域だから、わかれば面白そうなのに範囲が広すぎて、ついてる先生は専門家すぎて深すぎてさっぱりわからない、もっと簡単に基礎がわかるようになるものはないのかと思って見つけた東大医科研が事務局の試験がこれでした。
「バイオインフォマティクス技術者認定試験」 情報工学の人が全然違う生物がわかるように、またその逆もなテキストになっているみたいなので、JSBIには入会しておいたわけです。
生命の発生は芸術か科学か。
人類の謎を解明しようとする最先端の融合領域。学会は数あれど面白そうな領域と思い、まわりの人が入っていない学会にあえて、そして今回特に山形での開催ということもあって、潜入してみようと思いました。演題はもちろんよくわからなかったけど、「art」と「science」はやはりリベラルアーツと相関性があるし、融合ということについてクロスオーバーを考えるとすれば、何かここからもヒントにならないか。”問いをたてること” の大切さについて最後、学会の先生が話されていたけど、学問も日常もそういう姿勢がある人がクリエイティブな人になれるのかもと思った。ポスターとかで、誰かに勇気を出して話しかけてみればよかった(笑)。来年は東工大とのことです。